探偵Café プログレス
東京都池袋2-47-12第Ⅱ絆ビル9階
TEL:03-6698-2263
BAR  PM 7:00~AM5:00
月.火はPM11:30時まで(祝前日除く)
Cafe’ 土日祝 AM11:30~PM5:30

カフェの始まり

カフェ(Café)はフランス語で「コーヒー」の意味です。
もともとはコーヒーの発祥地である、エチオピアの「カッファ(Kaffa)」という地名が訛って、「コーヒー」や「カフェ」と呼ばれるようになったと言われています。
ちなみに、店頭でのコーヒー無料サービスで有名な「カルディコーヒーファーム」というお店をご存知でしょうか。「カルディ」という名称は、その「カッファ」地方の山羊飼いの少年「カルディ」が最初にコーヒーを発見したことに由来しています。
ある日カルディがいつものように山羊たちを連れて山を散歩していると、山羊たちが赤い実を食べ始めました。すると、山羊たちは興奮状態に陥り、楽しそうに飛び跳ねました。それを見て驚いたカルディは、自分でもその赤い実を食べてみると、全身に力がみなぎり、楽しい気分になりました。
カルディはそのことを僧侶に話し、コーヒーはイスラム僧侶の眠気覚ましの薬として広まり、酒が禁止されているイスラム教徒たちの嗜好品として、コーヒーハウスで飲まれるようになります。
17世紀後半になると、カフェはヨーロッパで男性が集まる社交場に発展しますが、その後、一般市民の中にも身近なものとして浸透していきます。

日本初のカフェ

「カフェ」として日本で最初にできたのは、1911年に銀座にオープンした「カフェー・プランタン」です。同時期に、フランスのカフェを意識した「カフェー・パウリスタ」もオープンしました。
東京美術大学出身の松山省三という人が、大学時代の恩師から聞いたフランスのカフェのように文化人が集う店を作りたいとしてはじめたのがきっかけでした。
場所は東京府京橋区日吉町といって、今で言うと銀名8丁目にあたり、銀座といえどほとんど新橋といった位置ですが、サラリーマンの町「新橋」は当時、いわゆる花街だったそうですからずいぶんと雰囲気も違ったことでしょう。
フランス語で「春」を意味するプランタンでは、コーヒーや洋酒ばかりか、当時としては珍しいソーセージやマカロニグラタンなども提供してたそうです。
オープン答辞は2階を会員専用とし、松山氏の念願通りに森鴎外や谷垣潤一郎といった作家や洋画家、歌舞伎役者らが会員になったそうです。